このLinuxマシンのディスクを交換してから初めておかしくなった。(このマシンでは初めてかも)
前回は、ディスク交換前のディスクでフリーズして再起動した際にディスクが修復できなくなった。
現象としては、画面がブラックアウトしてキーボードやマウスを操作しても変化なし。しかし、ディスクランプや点灯しており、キーボードを打つと反応している風にも見えるが、画面は回復せず。
↓↓↓
仕方なくリセットボタンを押して再起動を実施する。
各種サーバー(DB・samba・httpd...)などが起動していので、案の定ジャーナルファイルの異常が表示され...
リセットボタンで強制終了させたので、再起動時にファイルシステムの検査と修復が行われているが、ふとファイルシステムのチェックについて確認をすることにした。
■ファイルシステムのチェック
ファイルシステムをチェックするには、対象のファイルシステムをアンマウントするか読み込み専用でマウントしておく必要がある。
fsck [-ANRTV] [-s] [-t fstype] device
オプション | 内容 |
---|---|
-s | 複数のファイルシステムに対し、順を追って順々に処理する |
-t tstype | ファイルシステムを指定する |
-A | /etc/fstabに記述されているすべてのファイルシステムの検査と修復を行う |
-N | 実際には実行せず、実行内容だけを表示する |
-R | ルート・ファイルシステム以外の全てのファイルシステムの検査と修復を行う |
-T | 起動時にタイトルを表示しない |
-V | fsckから起動されるコマンドなどの詳細な情報を表示する |
※ファイルシステムごと詳細に指定したい時には、下記のようなコマンドが用意されている。
fsckは、実際にはファイルシステムごとに用意された下記コマンドのフロントエンドになっている。
e2fsck(ext2/ext3)
reiserfsck(reiserFS)
xfs_check(XFS)
fsckは、実際にはファイルシステムごとに用意された下記コマンドのフロントエンドになっている。
e2fsck(ext2/ext3)
reiserfsck(reiserFS)
xfs_check(XFS)
■起動時に fsck が実行されるタイミングについて
【/etc/fstab】
LABEL=/ / ext3 defaults 1 1 LABEL=/tmp /tmp ext3 defaults 1 2 LABEL=/var /var ext3 defaults 1 2 LABEL=/var/log /var/log ext3 defaults 1 2 LABEL=/usr /usr ext3 defaults 1 2 LABEL=/usr/local /usr/local ext3 defaults 1 2 LABEL=/home /home ext3 defaults 1 2 LABEL=/opt /opt ext3 defaults 1 2 LABEL=/boot /boot ext3 defaults 1 2 tmpfs /dev/shm tmpfs defaults 0 0 devpts /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0 sysfs /sys sysfs defaults 0 0 proc /proc proc defaults 0 0 LABEL=SWAP-hda12 swap swap defaults 0 0
-
[フィールド1]
マウントするブロックデバイスを記述します。 (/dev/sda1など) -
[フィールド2]
マウントポイント (/bootなど) -
[フィールド 3]
ファイルシステムのタイプ (ext3, nfs など) -
[フィールド 4]
マウントオプション (defaultsなど nfsの場合はnfs(5)を参照) -
[フィールド 5]
dumpコマンドの実行対象とするかどうか。不要の場合には0を指定。 -
[フィールド 6]
システム起動時にfsckチェックする順番。ルートファイルシステムは必ず1にしてください。fsckチェックをしない場合は0を設定します。通常はルートファイルシステムに1、それ以外を2にします。
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