2012年3月15日木曜日

ソースRPMパッケージからバイナリRPMパッケージを作成

RPMパッケージには、コンパイル前のソースコードが格納されているソースRPMパッケージと、アーキテクチャごとにコンパイル済みで、インストール後すぐに利用できるバイナリRPMパッケージがあります。

ソースRPMパッケージのファイル名は「~.src.rpm」となっています。
バイナリRPMパッケージのファイル名は「~.i686.rpm」「~.x86_64.rpm」のように、アーキテクチャを表す表記が含まれる。

ソースパッケージからバイナリパッケージの作成方法。
treeパッケージで実施してみる。
下記のようなフォルダ構成を作成して、SOURCEフォルダに取得したソースRPMパッケージを配置します。

.
├─ BUILD
├─ BUILDROOT
├─ RPMS
├─ SOURCES
│  └─ tree-1.6.0-4.fc17.src.rpm
├─ SPECS
└─ SRPMS
次に rpmbuild --rebuild コマンドを使ってソースRPMパッケージからバイナリRPMパッケージを作成します。すると、RPMS/<アーキテクチャ>ディレクトリ以下に、バイナリRPMパッケージが作成されます。
$ cd SOURCES
$ rpmbuild --rebuild tree-1.6.0-4.fc17.src.rpm

 (中略)

 $ ls ../RPMS/i686/ tree-1.6.0-4.el6.i686.rpm tree-debuginfo-1.6.0-4.el6.i686.rpm 
※RPMのビルドはrpmbuildコマンドが使用できなければなりません. rpmbuildはパッケージ「rpm-build」をインストールします。

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